空を飛ぶことは

もう二度とない。

私は鳥という生き物から

人という生き物へ変わったから・・・

死ぬと言うことは、

ある人は悲しみ

またある人は

私という存在を知らないから

泣くこともないだろう・

あなたは

私を思って

泣いてくれるのかしら・・・


++人形++


生きること

それは

何かを愛し

何かを憎み

何かを想い

そして泣く

その存在は

私という存在を認め

そして・・・

愛してくれる




そんな甘い出来事もきっと

歳をとるにつれて

なくなっていく




「ユーリ…?」

私はあなたを呼び

あなたはうんざりとしたように返事をする

私に飽きたんだ…

そう思うしかないことばかり

いくら私が愛していても

あなたは私を愛してくれないから

付き合ってからの片想い


それは


片方が愛し

片方は見捨てて

ただ

一緒にいるだけの存在

私は

空を飛ぶ事を忘れた鳥

あなたを愛したのは人になってからではない

まだ、

生まれ変わる前

私はあなたの歌を聞くために

仲間とともに

あなたの隣へ

舞い降りた



あなたは笑いながら

私を見て

私の仲間を見て

そして

一緒に空を飛んだ、



私が死んだ時

あなたは涙を流してくれた。

けど


生まれ変わった私には

気づいてくれない。

私は

あなたという存在を

覚えていたのに…








あなたが私を呼ぶ。


あぁ・・・でも


返事をしたくはない。


「寝ているのか?」


うん・・・寝ているの

もう・・・

何もかもつかれてしまったから


おやすみ


。オイ…」


は眠ったまま

何度も声をかけた

そのうち起きるだろうと


思って・・・


声をかける事を止めた。


そう。

その時はもう

私は

見放していた

もう

どうでもいい存在になっていた


早くこの城から出て行ってくれないかと

細々と思っていた。

たぶんは気付いていただろう

だけどはそんなことはしなかった

私を愛していたから・


だから

たまにだけなら・・・



半分

遊びのように付き合っていたのかもしれない・・・



「にしても・・・」

が眠ってから

もう15時間

普通の人ならば

もう

目は覚めるはず・・・


・・・?」

私はもう1度

を起こす


返事はない


私は不審に思い

に触れる



冷たい


もう一度呼ぶ


?起きろ・」



「・・・あぁ・・・ユー・・リ」


うっすらとは目を開けた。


その行動にホッとし、


私はの髪をなでる・



「眠いのか?」


「うん・・・まだ・・・だから」


「??」


「もう一度・・・眠らせて・・・?」





それから君は


二度と起きることのない


ただの


人形となった。



・・・?」



返事のない


ただの人形となった

静かに撫でる


いつの間にか涙があふれ


いつの間にか


私は


とともに


床についた


「すまない・・・」


最後の最後まで


私を愛してくれた


たった一人の女性のそばで・・・


できればこのまま


一緒に永遠の眠りにつきたい・・・


けれど


私はいつか目が覚めるだろう


その時


君はもう


隣にはいない。


ただの


灰となって


私の隣にいるだろう・・・


それでもずっと


そばにいたい






++FIN++



ユーリが嫌な男になってしまった・・・(汗)
ホントはもっと優しいはずだったんだよね・
最初の方は
いつの間に遊び人っぽくなってしまったんだろう・・・
まぁ・・・そっちの方がユーリらしいけどね!(爆死)

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