＋＋夕焼けとリスカ＋＋

　

　

　

別に死んでもいい･･･

そう思った･･･

　

だって

　

すべてが私を

　

否定するの･･･

　

　

私がいつも思う言葉･･･

　

「なんでこんな世界に生まれてきてしまったんだろう･･･」

　

　

母親の口癖は

　

　

なんであんたを生んでしまったんだろう

　

　

父親の口癖は

　

　

母親に似て可愛くのないやつだ･

　

と

　

てめぇなんざ死んじまえ

　

　

だ・・・

　

　

　

私だって死にたいわよ･･･

　

　

死にたい･･･

　

あんたたちと同じ空気を吸ってると思うと反吐が出る･･･

　

　

　

　

だから・

　

　

　

家を出てやった･･･

　

　

　

　

　

　

　

「！！何やってんスか！」

　

急に視界が戻った･･･

　

ああ・・・

　

真っ赤な

　

　

血

　

「何って？死にたいの･･･駄目？」

　

「駄目？って！駄目に決まってんじゃねぇっスか！」

懸命に私を止めようとしてるアッシュが

なんだかすごく・・・・

　

　

嫌

　

　

「！腕！どうしたのさ！」

まるで子供のように単語をぽつぽつと切り離して言うスマイルの言葉は

とても・・・

　

耳障り････

　

　

　

「･･･死にたいのか？」

悲しそうに聞いてくる･･･

そんな当たり前のことを聞いてくるユーリは

すごく・・・

　

　

ウザイ

　

　

　

　
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