水のない晴れた・・・


 

 

 

 

 

 



 

 

 





今日は年に一度の七夕祭。

ここポップン界では、好きな人と一緒に過ごすと

永遠の愛が約束されるといわれている。

もちろん私の元の国ではそんなことなかったから・・・

まぁ『バレンタインディv』のようなものだと思っていた。

それにそんな永遠の愛なんて誓えるような人なんか

ここにはいないわけなんだし・・・

なにしてんの?お祭り始まっちゃうよ?」

スマイルは不思議そうに私の顔をのぞいた。

年に一度。

大広場では夜店やら何やらがあって、

それを楽しむって人たちも多い。

あ・Deuilの人たちはその種の中に入ってるみたいだけど・・・・

わたしはやっぱりなじめないままこの世界にいる・・・

ほけーっとしている私はやっぱり変な人・・・

「なんだろうなぁ」

「なにが『なんだろうなぁ』なんスか?」

「ふぇっ??アッシュ?!」

ほけーっとしながらつぶやいたから目の前にアッシュがいて

かなりびっくりしましたとも・・・

心を落ち着かせながらアッシュに返事を返した。

「ん?なんでもないっスよ?」

・・・・落ち着いてないかも・・・

アッシュってばいきなり出てくんのね・・・

まるでスマイルのよう・・・








は何かお願い事したぁ?」

スマイルは笑いながら聞いてきた。

もちろんあるけどね・・・・

あまりに恥ずかしいことだから言えないんだよね・・・

「ねぇねぇvvなにお願いしたのさぁ☆」

「・・・永遠の愛が誓える人と会えますように・・・」

「え?なに??聞えなかったんだけど・・・」

「永遠の愛が誓える人と会えますようにって頼んだの・・・」

永遠の愛が誓える人と会いたい・・・

昔死んでしまった姉のためにも・・・・

「なんだ!そんなことお願いしたの?」

「そんなことってなによ・・・」

ムッとしながら私はスマイルの発言に言葉を返した。

「だってぇvそんなことしなくても僕がいるでしょぉ?」

「は?」

「だからv僕と永遠の愛を誓えばいいんだよvv」

「え??え?!あ!ちょっ!スマ!!」

私はスマイルに押し倒される状態でソファに崩れた。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

「ハイ!スマ。いい加減にするっスよ!」

「ア・・・アッシュゥ・・・」

「いいところだったのにぃ☆」

ヒッヒッヒと笑いながらスマイルは私の上から退いた。

もちろん私は助けてくれたアッシュに感謝☆

「ったく!スマ、いい加減な冗談を言うのはやめて欲しいっすね!」

「そんなこと言ってぇ・・・アッシュだって少しはそう思ってたんじゃないの?」

「そんなことって・・・どんなことっスか?」

「アッシュだってと永遠の愛が誓いたいクセにぃv」

「狽なっ///何言って!」

「アッシュ?何言ってんの?」

この二人見てると面白いけど・・・

冗談で私の取り合いをされても恥ずかしいだけだって・・・

とにかくこの状態から抜けなきゃだよね・・・

「冗談はこれぐらいにしてお祭り行こっか。」

「じょ・冗談じゃないっすよ!!」

「へ?」

突然のアッシュの言葉に私の気の抜けた言葉・・・

 

 


 

 

 


 

 


 

 


 

 

 

 

「ッと・僕先に行ってるからねぇv」

スマはスマなりに気を利かせたらしい・・・・

けど・・・

この状態からどうしろと?

「えっと・・アッシュ・・・冗談じゃないってどういうこと?」

スマイルが出て行ったのを確認して聞いてみる。

冗談じゃないってどういうことだろう・・・

「俺・・・と永遠の愛が誓いてぇんス!!だから・・・」

だから・・・なんなんだろう・・・・

うれしい半面嫌味ったらしい自分が出てきてて・・・

「ホントに・・・私と誓いたいわけ?」

ほら・・・・天邪鬼な私は何を言ってるのかな?

うれしいけど・・・

愛は誓えないよね?

「〜〜!わかったっス!!んじゃこっからに愛を誓うッス!!」

「どうやって?って!!アッシュ!!!」


「生きてたら・・・愛を誓うッスよ?」

そういってアッシュは窓から飛び降りた。






 

 

 

 





急いで私は下まで駆け下りた。

『お願い死なないで』

そう心の中で思いながら・・・

下に下りるとへらへらと笑いながら歩いてきたアッシュがいた。

その姿を見たらなんだか無性に腹が立って・・・・

「バカッシュ!!死んだら元も子もないでしょ!!」

「そっスねv」

ぼろぼろと涙が出てきて目の前が見えなくなってて・・・

それでも生きててよかったなんて思って・・・

「ごめんッス。・・・・でもほら生きてたし☆」

そんなアッシュの言葉ももうなんだか腹立たしくて・・・

でもすごくすごく許せて・・・

永遠の愛を誓ってもいいって思った。






 

 

 

 

 







「じゃv約束っスvv」

「何言ってんの?散々人に心配させといてぇ!!」

もう怒るっきゃない!!

そんなぁ!!なんて弱弱しい声を出してもだめ!!

狼の姿になっても・・・

〜・・・機嫌直してほしいっス〜・・・もう二度としないっスからぁ」

「いいよ・・・・絶対にしないでね?!」

許せてしまう私がここにいた・・・




 

 

 

 





七夕の日に好きな人と愛を誓うと永遠の愛が約束されるんだって・・・






 

 

 

 

 

 




Fin





 

 

 

 

 


懺悔+懺悔+感想=戯言

はい。出雲 みこと様より2002キリバンリクエストです。

甘ギャグとのご注文でしたが、僕はこれがいっぱいいっぱいでした・・・(涙)

すいません!もっともっと修行します!

というか甘々もギャグもどこにも見当たらない気がします・・・

・・・すいません!!リクエストありがとうございました!!



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