新しい朝

 

私はこの世に生を迎えた

 

 

月は知れないが

私はこの世に誕生した。

 

 

小さな小さな命

 

 

それが私。

 

 

 

〜新しい〜

 

 

 

 

「この子の名前・・・どうします?」

母は優しく父に言った。

父親は優しい笑みを浮かべていった。

「この子の名は・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え?」

は後ろを振り向いた。

ガ、そこには誰もいるはずのない自分の部屋があった。

「空耳・・・かなぁ・・・」

は不思議そうに前を向き

あるノートに詩を書き付けていた。

「この詩・・・アッシュ喜ぶかな?」

くすっとは笑い

その詩を読み上げていった。

 

・」

 

 

「え?」

 

 

空耳だと思っていたあの声が

また・・・

の耳に届いた。

は後ろを向き言った。

「そこに・・・誰かいるの?」

 

 

 

「とりあえず・・・俺がいるっス。」

「え?!アッシュ!?」

「ドアの向こうがわっス。」

あぁ!とは手をポンットたたき

トテトテとドアノブをまわした。

 

 

 

 

「あはvアッシュvv」

「ど・・・どうしたんスか?」

はアッシュの膝の上に座り

手を静かに取り言った。

「私ねぇ・・・誕生日っていうの・・ないって言ってたでしょ?」

「あぁ・・・そ・・ッスね」

「もう!なにその返事〜!」

がむぅっとした顔でアッシュをにらむと

アッシュは気まずそうに頭をかいた。

「ンなこといわれても・・・返事に困るンスよ」

「なんで?」

「だって・・・」

アッシュはチラッとの顔を見てため息をついた。

そのため息がの癇に障ったのか

はぷいっと横を見て黙ってしまった。

その様子を見たアッシュはただただ苦笑するだけしかなかったのだが・・・

 

 

 

「それで?・・・さっきの・・・」

「だって・・アッシュ聞いてくれなそう・・・」

アレから約三時間と15分程度

アッシュは懸命にをなだめ(ぇ?)

ようやく口を開かせることに成功したのだった。

「誕生日が・・・どうしたんスか?」

「あ!そうだった!」

は今までの事を忘れたかのような

満遍の笑みを見せた。

「わたしと、アッシュの出会いの日。」

 

 

はカレンダーを見て

その日付をさして言った。

「その日をネ、私の誕生日にすることにしたの」

そういったの顔はドコとなく幸せそうだった。

その顔にフッとアッシュは微笑を浮かべ

に優しくキスを贈った。

 

 

 

 

 

 

数ヶ月後

の両親が

十数年ぶりにに会いに来た。

なんでもを手放したのは

捨てたからではなく、

誘拐されたということだ。

その当時の記事は

今もなお、国立図書館に保存されている。

ある意味有名人となった

その後両親と共に幸せな日々を過ごし

アッシュと共に新たな人生を歩もうとしていた。

 

 

 

 

 

 

 

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え〜。ちょっとしあわせ。

でも短い物語でしたぁ!

アッシュは何を書いていいかちょっと迷いますね(汗)

そんなことしなくっても迷うというのに・・・

 

 

 

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